サルブン 2005+3
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街を歩くとき、道路脇生活の人たちを眺めるとき。
そこに敷居はないわけです。
オレの場合。
てゆーか実はあらゆる人と青シート生活者とは
つながってるわけで、そこをいつも自覚してるわけです。
その生活に突入する為の要因として考えられるのは
1,戦争
2,自然災害
3,(なんかから)脱落
4,(なんかの)病気
の大きく4つかなと思う。
自分の内側にある3番の根っこは主に怠惰とかだと考えるわけですが、
オレはたっぷりそれを持っておりますのでヒヤヒヤモノです。
街を歩き、都市自由生活人をみるにつけ思う一種の甘美なお誘いとなにかを失う恐怖みたいなヤツ。
敷居はそこにない。
ないのだがあると思い込もうとする。
吾妻ひでおといえば子供時代からの大好きなマンガ家であります。
絵も話も世界も全部好きだった。
まちがいなく絶大な影響を蒙ってもおります。
オレの中ではメジャーもメジャーなわけですが、しかしココに描かれてあるのは
そんな吾妻ひでおがシームレスにそっちに行ってしまう物語です。
実話のマンガ化なのですが、でも吾妻ひでおのマンガは昔からこっちとそっちとあっちを
ひょいひょいと行き来するモノであって、しかもあの丸っこいステキな線でリアルなひょいひょい感というか、
そんなモノをかもしていてまったくそれが変わってない事に喝采です。
これは普通の作家にできる技じゃないです。
あ、花輪和一がいるか。
ふたりともオレには同じ匂いのするマンガ家です。
この世には「確実なものなんかない」事を「確実に」わからせてくれる「失
踪日記」。
是非一家に3冊どうぞ(こっち用とそっち用とあっち用)
敬称略にて失礼
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